コラム:足るを知る者は富む

年の瀬に、オンラインショップやセミナーをご利用の方全員に、すこしばかりの贈り物をしました。あくまでもお歳暮ではありませんので、そのあたりお気遣いいただかなくても大丈夫ですよ。^^

なかには立派なお返しの品が届いたりしていますことは素直に感謝いたします。ありがとうございます。

年が明け、「足るを知る(たるをしる)」にふさわしい光景をみたり感じたりしています。年の初めにとどいた年賀状の文字。母の手づくりしたムーチー。日々の暮らしの中にある何気ない美しい風景。

2500年くらい前の老子の「知足者富」が語原となっているようです。知足は質素という意味もありますが「足るを知る者は富む」という意味だそうです。

短く訳すると

「今この瞬間、どんな自分も受け入れすべてに感謝すると、道が開け心がさらに豊かになる」といったところでしょうか。

いけている自分もいけていない自分も受け入れることはなかなか難しいこと。そもそも自分がいけていないと気がつくことさえなかったり。それはそれで幸せなのかもしれませんが。。

私は以前、海外生活の中で、とことんいけていない自分を知ったことがあります。日本で学んだ言葉が通じないところから自分を認めざるを得ない状況でした。そしてごまかしがきかない。逃げ場もない。(笑)

そこから自分の状況を受け入れ、初心に戻り語学学校と個人レッスンの2か所からスタートしました。日本から持ってきた勘違いの「こだわり」を手放したおかげでさらに見解が広がり、日本では体験できないたくさんのステキな出来事と仲間との出会いがありましたよ。

2500年前の老子さま、道が開くのは本当のことでした。謝謝。

最近の個人セッション・オンラインでは仕事や転職のご相談も増えています。今のご自身と丁寧に向き合い、素直に受け入れ、建設的に発信し、より豊かになることを願っています。